買取コラム
小型発電機の選び方
小型発電機はさまざまなタイプや大きさがあり、使用目的によって選ぶ必要があります。ここでは、小型発電機の選び方のポイントについて簡単にご紹介します。
小型発電機はどういう場面で使用する?
まずは、小型発電機がよく使用されるシーンについてご紹介しましょう。
・アウトドア・キャンプなどの電源として
アウトドアやキャンプなど、電源のない場所で家電を使用したい際に役立ちます。ポットやホットプレートを使って料理を楽しんだり、夜間に照明が使えるなど、屋外での活動がより楽しくなります。アウトドアで使用する場合は、手軽なガスボンベタイプや、小型のガソリンタイプがおすすめです。
・屋外での作業
屋外での車の洗車や掃除、DIYなど、室内から電源を取りづらいシーンで小型発電機が活躍します。掃除機や電動工具などを動かす電源確保に最適です。
・災害や停電時の電源確保
災害などによる停電時にも、小型発電機が役立ちます。冷蔵庫の電源や携帯電話の充電、湯沸しポットやキッチン家電など、いざというときに必要最低限の電源が確保できるので、非常用として有用です。
どれくらいの大きさを選べばいいの?
小型発電機には、さまざまな出力容量があり、用途に合ったものを選ばなければいけません。それぞれに最大出力が決められていますが、最大出力ギリギリまで使用すると、発電機に負担をかけるだけでなく、使用する家電にもよくない影響があると言われています。そのため、出力に少し余裕を持たせる必要があります。
・出力0.9kVA以下の低出力タイプ
使用容量が概ね0.9kVA以下のポータブルタイプは、比較的消費電力の少ない夜の照明や小型の冷蔵庫、携帯電話の充電などに向いています。DIYなら小型の電気ドリルやクリーナーなどが使用できます。ドヤイヤーや電気ケトル、炊飯器やホットプレートなど、消費電力の大きい家電製品には向いていません。 本体は概ね15kg程度と持ち運びしやすく、最小限の電源確保用におすすめです。
・出力1.6~2kVAの中出力タイプ
1.6~2kVAの小型発電機であれば、ほとんどの家電製品が使用できます。本体の重量は20kg以上のものが多く、持ち運びは容易ではありませんが、出力に余裕があるためアウトドアや災害時などに炊事を含め、幅広いシーンで活躍できるタイプです。
・出力2.2~2.8kVAの高出力タイプ
2.2~2.8kVAの小型発電機は、一度に複数の家電を動かす場合などに向いています。本体重量は35kg以上あるものが多く、持ち運びには不向きですので、非常時の電源確保用としてのニーズが高くなります。停電や災害時に冷蔵庫を動かしながら、湯沸しや炊飯ができます。
使用燃料は何が最適?
小型発電機に使う燃料はガスやガソリン、軽油がありますが、一般的に広く普及しているのはガソリンタイプです。ガソリンは取扱いに注意が必要ですし、ガソリン専用の携行缶を購入しなければなりませんが、幅広いラインナップがありますし、長時間の使用に向いています。特に中・高出力タイプを選ぶのであれば、ガソリンがおすすめです。
取扱いや保管のしやすさを重視するなら、低出力タイプのガスで稼動するものを選ぶと良いでしょう。軽油を使用するタイプは大型の発電機が多く、一般ユーザーには向かないと言えます。 小型発電機は、必要以上に高出力のタイプを買うと、燃料代が無駄になります。用途を見極めた上で、賢く選んでください。