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【ショートコラム】リチウムイオンバッテリーの歴史
リチウムイオンバッテリー(Li-ionバッテリー)は、電動工具や携帯電話、ラップトップなど多くの電子デバイスで使用されており、その進化は技術革新の一環として続いています。 今回は、リチウムイオンバッテリーの進化に関する歴史をご紹介いたします。
リチウムイオンバッテリーの歴史
初期のリチウムイオンバッテリー(1990年代)
リチウムイオンバッテリーは1990年代初頭に商業的に利用可能となりました。
初期のLi-ionバッテリーは比較的低いエネルギー密度を持っており、容量が制限されていました。
90年代後半になるとバッテリーの薄型、軽量化が可能になり、2000年代に急速に普及する足掛かりとなりました。
高容量化と軽量化(2000年代初頭)
2000年代初頭になると、Li-ionバッテリーのエネルギー密度が向上し、より高い容量と軽量化が実現されました。
これにより、携帯電話やデジタルカメラなどの携帯型電子デバイスに広く採用されるようになりました。
08年には東芝がリチウムイオン電池を商品化、現代のスマートフォンなど様々な機器で使用されるようになりました。
電動工具への適用(2000年代後半)
リチウムイオンバッテリーの高いエネルギー密度とパワー供給能力が、電動工具にも適用されるようになりました。
これにより、電動工具の性能が向上し、コードレスツールがより一般的になりました。
この年にリチウムイオンバッテリーを用いた電動工具に力を入れたのがmakitaです。
いち早く充電式の電動工具に注力し、現在に至るまで電動工具の国内シェアNo.1の地位を固めています。
急速充電技術の発展(2010年代)
2010年代に入ると、急速充電技術が発展しました。急速充電により、バッテリーを迅速に充電することが可能になり、作業の効率が向上しました。
リチウムイオンバッテリーの寿命が改善され、充電サイクル数が増加しました。
また、安全性に関する研究も進み、過充電や過放電に対する保護機能が強化されました。
現在のリチウムイオンバッテリーは、高いエネルギー密度を持ち、多くの電子デバイスと電動工具においてパフォーマンス向上を実現しています。
持続的な研究と開発により、さらなる進化が期待されています。
今後もリチウムイオンバッテリー技術は進化し、エネルギー密度の向上、充電速度の向上、寿命の延長、リサイクル可能性の向上などが続くでしょう。
電動工具や携帯電子デバイスの性能向上に寄与しています。